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カスタマーレビュー
おすすめ度:
日本人が輝いていた時代
(2008-07-16)
私は、趣味でモデルガン、戦闘機のプラモなどが大好きです。
戦争について関心を持つようになったのは趣味からきたものです。
地元が広島なだけあって、原爆のことはたくさん学べました。しかし、学校の授業等で特攻隊や太平洋戦争、大東亜戦争のことはあまり触れていない、全く触れていないと言っても過言ではありません。図書館で本を借り、映画を見たりして、細かいところまで、進んで学ぼうとしなかったら、今のように日本に生まれて良かったと、心底から思ってはいなかったでしょう。
そして思います。日本の教育というものは、どうなっているのでしょうか?と
日本がしていた戦争が「正しい」「正しくない」は置いといて、我々日本人は何の上に生かされているのか、ということに重点を置いて子ども達(大人含)に教えるべきです。
戦争の「せ」の字も知らない日本人、若者たちを生んでしまったのは日本の教育のせいです!
教科書に、率直に、あるがままに表現できないというのが悲しく苦しい現状でありますが、努力すべきことではないでしょうか? 他国、左翼からの批判を押しのけてでも教え込むべきだと思います。
全日本人にこの国に生まれた感謝を骨身にしみてほしいです。そして日本を愛して欲しい。
この本を読んで今の自分を見つめてみてはどうでしょうか。あの純粋に輝いていた青年達を思って生きて欲しい
戦争を知らない日本人への遺書
(2008-05-19)
経済小説の先駆者城山三郎氏には、経済小説の他に初期の「大義の末」以来「硫黄島に死す」や「一歩の距離―小説予科練」等の戦争文学がある。本書は筆者最晩年の作品で、レイテ沖での初めての神風特攻隊の指揮官関行雄と最後の沖縄戦での指揮官中津留達雄の、短い生涯(海軍兵学校同期の二人は共に23歳の死)を追ったノンフィクションである。膨大な資料の読み込みと国内外での丹念な現地取材に、城山氏自身の海軍4ケ月の体験(17歳で志願入隊)も重ね、戦争末期の海軍の組織崩壊の様々な様相―人間爆弾・人間魚雷その他の人命無視の特殊兵器開発や、無責任で身勝手な将校達―を冷静な筆で描く。
悲しくてやるせない話が多いが、特に辛かったのは、中津留大尉の最期である。優秀なパイロットであった大尉は本土決戦に備えて8月15日も生きていたが、敗戦の詔勅も知らされないままに15日の夕刻に宇垣纏司令官を同乗して大分基地から飛び立つ。ところが沖縄近海で米軍機や艦船に出会わないことからおかしいと気付き、司令官の米軍キャンプ突入指示に背いて近くの岩礁に飛び込み玉砕する。(城山氏はあのままキャンプに突入していたら戦後の日本は大変な事態になっていただろうと、大尉の行為を高く評価する。)また、筆者が取材の過程で出会った幻聴や幻影―中津市の料亭で荒れる特攻隊員達がつけた無数の刀疵に触れていて彼等の末期の叫びが聴こえてくる場面、沖縄の海で亡くなった特攻隊員達の真っ黒な頭が波間に浮かんでくる光景−には、胸が詰まる。
筆者あとがきに「初心に戻り、年来の課題をようやく書き終えた思い」とあるが、本書はあの狂気の時代に国家に命を捧げた若人達への、城山氏渾身の鎮魂の書である。彼らには、60数年後の、精神面文化面で劣化の道を辿っている日本は想像もつかないだろう。吉田満氏の「戦艦大和ノ最期」とともに、読後感は重く、深く考えさせられる。
幸福は花びらのごとく
(2008-04-16)
この本を読んで、タイトルの哀しさが胸に沁みました。
今我々がこうやって日々生きていられるのも、先の戦争での尊い命の犠牲があってだと思います。
当時、自分の大切な人のために死んでいった人のことを思うと、
特攻というものを考え出した人や軍に怒りさえ覚えます。
その愚かさを忘れず、二度と繰り返さない為にも
このような本が読まれることを望みます。
調べるということ
(2008-01-17)
巻末に「主な参考文献」として76本の書名が列挙されている。
私家本あり既出の出版物あり非売品もある。
「主な」と書かれているので著者がこれ以上の文献数にあたって
いるのはまず間違いない。
また「あとがき」では関係者への取材についての労苦が読んで取
れる。相当の時間もかかったことだろう。
昨今は歴史資料について安易なねつ造や恣意的に改変されたもの
があると聞く。かの大岡昇平は「レイテ戦記」の原稿をその晩年
まで新たな事実が見つかるたびに手を入れ続けたという。
あの時代が何だったのか、語るべき役回りとなった作家達の誠に
頭が下がる思いがする。ある出来事について調べるということそ
して理解することはいかに大変なことか。
ましてや当事者/経験者ならぬ身としてはこういった誠心誠意を
つくした本を多く読みたい。また読み継がれていく本としたい。
空に散った才能
(2007-10-26)
「特攻」と聞いても今のわれわれには
きちんと感じ取ることが難しい。
当時の日本は一億総玉砕ということを
本当に考えていたのだろうか?
特攻はその始まりだと。
祖国を想い、家族を想い、
死んでいった戦友を想い、
空に散った輝かしい才能。
亡くなられたのは本当に惜しい。
日本の復興に力を尽くして欲しかったです。
おすすめ度:
日本人が輝いていた時代
私は、趣味でモデルガン、戦闘機のプラモなどが大好きです。
戦争について関心を持つようになったのは趣味からきたものです。
地元が広島なだけあって、原爆のことはたくさん学べました。しかし、学校の授業等で特攻隊や太平洋戦争、大東亜戦争のことはあまり触れていない、全く触れていないと言っても過言ではありません。図書館で本を借り、映画を見たりして、細かいところまで、進んで学ぼうとしなかったら、今のように日本に生まれて良かったと、心底から思ってはいなかったでしょう。
そして思います。日本の教育というものは、どうなっているのでしょうか?と
日本がしていた戦争が「正しい」「正しくない」は置いといて、我々日本人は何の上に生かされているのか、ということに重点を置いて子ども達(大人含)に教えるべきです。
戦争の「せ」の字も知らない日本人、若者たちを生んでしまったのは日本の教育のせいです!
教科書に、率直に、あるがままに表現できないというのが悲しく苦しい現状でありますが、努力すべきことではないでしょうか? 他国、左翼からの批判を押しのけてでも教え込むべきだと思います。
全日本人にこの国に生まれた感謝を骨身にしみてほしいです。そして日本を愛して欲しい。
この本を読んで今の自分を見つめてみてはどうでしょうか。あの純粋に輝いていた青年達を思って生きて欲しい
戦争を知らない日本人への遺書
経済小説の先駆者城山三郎氏には、経済小説の他に初期の「大義の末」以来「硫黄島に死す」や「一歩の距離―小説予科練」等の戦争文学がある。本書は筆者最晩年の作品で、レイテ沖での初めての神風特攻隊の指揮官関行雄と最後の沖縄戦での指揮官中津留達雄の、短い生涯(海軍兵学校同期の二人は共に23歳の死)を追ったノンフィクションである。膨大な資料の読み込みと国内外での丹念な現地取材に、城山氏自身の海軍4ケ月の体験(17歳で志願入隊)も重ね、戦争末期の海軍の組織崩壊の様々な様相―人間爆弾・人間魚雷その他の人命無視の特殊兵器開発や、無責任で身勝手な将校達―を冷静な筆で描く。
悲しくてやるせない話が多いが、特に辛かったのは、中津留大尉の最期である。優秀なパイロットであった大尉は本土決戦に備えて8月15日も生きていたが、敗戦の詔勅も知らされないままに15日の夕刻に宇垣纏司令官を同乗して大分基地から飛び立つ。ところが沖縄近海で米軍機や艦船に出会わないことからおかしいと気付き、司令官の米軍キャンプ突入指示に背いて近くの岩礁に飛び込み玉砕する。(城山氏はあのままキャンプに突入していたら戦後の日本は大変な事態になっていただろうと、大尉の行為を高く評価する。)また、筆者が取材の過程で出会った幻聴や幻影―中津市の料亭で荒れる特攻隊員達がつけた無数の刀疵に触れていて彼等の末期の叫びが聴こえてくる場面、沖縄の海で亡くなった特攻隊員達の真っ黒な頭が波間に浮かんでくる光景−には、胸が詰まる。
筆者あとがきに「初心に戻り、年来の課題をようやく書き終えた思い」とあるが、本書はあの狂気の時代に国家に命を捧げた若人達への、城山氏渾身の鎮魂の書である。彼らには、60数年後の、精神面文化面で劣化の道を辿っている日本は想像もつかないだろう。吉田満氏の「戦艦大和ノ最期」とともに、読後感は重く、深く考えさせられる。
幸福は花びらのごとく
この本を読んで、タイトルの哀しさが胸に沁みました。
今我々がこうやって日々生きていられるのも、先の戦争での尊い命の犠牲があってだと思います。
当時、自分の大切な人のために死んでいった人のことを思うと、
特攻というものを考え出した人や軍に怒りさえ覚えます。
その愚かさを忘れず、二度と繰り返さない為にも
このような本が読まれることを望みます。
調べるということ
巻末に「主な参考文献」として76本の書名が列挙されている。
私家本あり既出の出版物あり非売品もある。
「主な」と書かれているので著者がこれ以上の文献数にあたって
いるのはまず間違いない。
また「あとがき」では関係者への取材についての労苦が読んで取
れる。相当の時間もかかったことだろう。
昨今は歴史資料について安易なねつ造や恣意的に改変されたもの
があると聞く。かの大岡昇平は「レイテ戦記」の原稿をその晩年
まで新たな事実が見つかるたびに手を入れ続けたという。
あの時代が何だったのか、語るべき役回りとなった作家達の誠に
頭が下がる思いがする。ある出来事について調べるということそ
して理解することはいかに大変なことか。
ましてや当事者/経験者ならぬ身としてはこういった誠心誠意を
つくした本を多く読みたい。また読み継がれていく本としたい。
空に散った才能
「特攻」と聞いても今のわれわれには
きちんと感じ取ることが難しい。
当時の日本は一億総玉砕ということを
本当に考えていたのだろうか?
特攻はその始まりだと。
祖国を想い、家族を想い、
死んでいった戦友を想い、
空に散った輝かしい才能。
亡くなられたのは本当に惜しい。
日本の復興に力を尽くして欲しかったです。
