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アイテム詳細
カスタマーレビュー
おすすめ度:
老いを楽しむ。
(2008-11-03)
日刊ゲンダイ連載の「流されゆく日々」、週刊現代の「新・風に吹かれて」に掲載されたエッセイを構成、加筆したものです。遊行とは、古代インドの人生を四つの段階に分ける思想に由来しています。学生期、家住期、林住期、遊行期の遊行です。以前五木さんは、林住期という本をお書きになられています。それを読んだ時に、自分の人生に対する浅薄な考えを一変させられた覚えがあります。遊行の門とは、人生最後の段階の心構えのようなものだと思います。心構えと言うほど型に嵌ったものではありませんが、こんな感じで遊行期を迎えたいという五木さんの思いが綴られてゆきます。とても共感を覚えます。自分なりに薄っすらと残り時間を何に使うか、死を迎える時期をどのように過ごすのか、といったことを考え始めました。
人は生きているだけで価値がある。
(2008-10-23)
「人は生きているだけで価値がある」
−そう語る五木さんの言葉は仏の慈悲そのものであり、五木さん自身が仏の化身とさえ思えてくる。
生きることに真面目すぎて、ついつい「何のために生きるのか」と、人生の目的を自問し苦悩を抱えている人にはぜひとも読んでほしい。その「答え」は書かれていないが、答えに代わるものは得られるはずである。
なんか暖かい本
(2008-10-23)
本当は[聖書かも!?]ってレビュータイトルに記入したかったのですが、
宗教がらみにとらわれたくないので、あえて思った温度で表しました。
すっかり活字離れしていた私ですが、タイトルにひかれ手にとったら最後!?
夢中になって読んでしまい、久々感動というかホッとしたというか勇気づけられ、
改めて五木さん、いや、先生の暖かさを感じた気がします。
老若男女に加え万国共通、誰にでも分かり易い共感してしまう本だと思います。
五木ひろし
(2008-10-19)
五木寛之流の価値観での作品だが、非常にわかりやすく、またおもしろい。参考になる言葉も数多い。わかりやすく書いてあるので、老若男女問わず読める。人間は生まれた時から死というものが必ず来る。長く生きれば、体も変化してくる。その時、あなたならどう思う?これからは鬱の時代らしい。本書を読んでみるのをお勧めする。
人生の最期は子どもに還る
(2008-10-06)
私は福祉を仕事にしているので、高齢者と接する機会は
多い。
「面倒かけてすまないね」と本当にすまなさそうに詫びる
高齢の方は多い。
元気な方でも、人の助けを得なければいけない状態が
来ることに恐れおののいている。
それは、当たり前のことかもしれない。
ただ、本書の言う「遊行期」、子どもに還っていく時期
なのだ。
本人よりも関わる我々が当然のこととして理解していな
ければいけない。
「遊行期」、すなわち人生の最期は、子どもに還って
遊び、戯れる時期であるという。
体が不自由になり、人の助けがないと日常生活がおくれ
なくても、まして下の世話をしてもらうことになっても、
それはあたりまえのことなのだ。
幼な子はみんなそうなのだ。
何も恥じることはない。人はみんな人の世話になって
下の世話もしてもらい、育ってきたのだ。
子どもに還るとは、その道を戻っていくことなのである。
本書は、遊行期の話だけではない。格差社会や鬱の話し、
鬱と躁の考え方で時代をみた、著者の独自の視点もたくさん
盛り込まれている。
以下、印象に残った言葉を自分の言葉でまとめておく。
《書きとめておきたい言葉》
○格差社会が最近話題となるが、そもそも人間は産まれた
ときから格差を背負っている。
○人は生きているだけで価値がある。
○ブッダは自分の思想を書物に表していない。
人々に語ったのだが、独白ではないことが重要である。
文章であっても独りで書くものだ。
あくまで対話、質問に対しての答えが重要としている。
○最近の医学は、細分化し、何かと人間生活の乱れに対し
ひとつひとつ病名をつけ、病気のうちに入れてしまう
傾向がある。高血圧しかり、ウツ気分しかり、メタボ
しかり。
○明るさと暗さは人生の両輪。
○生きることは、楽しさだけではなく、鬱という思い荷物
を背負って歩くことと覚悟する。
○常に変化し、老いていく体と心をできる限り安定した
状態に保つための工夫が養生である。
おすすめ度:
老いを楽しむ。
日刊ゲンダイ連載の「流されゆく日々」、週刊現代の「新・風に吹かれて」に掲載されたエッセイを構成、加筆したものです。遊行とは、古代インドの人生を四つの段階に分ける思想に由来しています。学生期、家住期、林住期、遊行期の遊行です。以前五木さんは、林住期という本をお書きになられています。それを読んだ時に、自分の人生に対する浅薄な考えを一変させられた覚えがあります。遊行の門とは、人生最後の段階の心構えのようなものだと思います。心構えと言うほど型に嵌ったものではありませんが、こんな感じで遊行期を迎えたいという五木さんの思いが綴られてゆきます。とても共感を覚えます。自分なりに薄っすらと残り時間を何に使うか、死を迎える時期をどのように過ごすのか、といったことを考え始めました。
人は生きているだけで価値がある。
「人は生きているだけで価値がある」
−そう語る五木さんの言葉は仏の慈悲そのものであり、五木さん自身が仏の化身とさえ思えてくる。
生きることに真面目すぎて、ついつい「何のために生きるのか」と、人生の目的を自問し苦悩を抱えている人にはぜひとも読んでほしい。その「答え」は書かれていないが、答えに代わるものは得られるはずである。
なんか暖かい本
本当は[聖書かも!?]ってレビュータイトルに記入したかったのですが、
宗教がらみにとらわれたくないので、あえて思った温度で表しました。
すっかり活字離れしていた私ですが、タイトルにひかれ手にとったら最後!?
夢中になって読んでしまい、久々感動というかホッとしたというか勇気づけられ、
改めて五木さん、いや、先生の暖かさを感じた気がします。
老若男女に加え万国共通、誰にでも分かり易い共感してしまう本だと思います。
五木ひろし
五木寛之流の価値観での作品だが、非常にわかりやすく、またおもしろい。参考になる言葉も数多い。わかりやすく書いてあるので、老若男女問わず読める。人間は生まれた時から死というものが必ず来る。長く生きれば、体も変化してくる。その時、あなたならどう思う?これからは鬱の時代らしい。本書を読んでみるのをお勧めする。
人生の最期は子どもに還る
私は福祉を仕事にしているので、高齢者と接する機会は
多い。
「面倒かけてすまないね」と本当にすまなさそうに詫びる
高齢の方は多い。
元気な方でも、人の助けを得なければいけない状態が
来ることに恐れおののいている。
それは、当たり前のことかもしれない。
ただ、本書の言う「遊行期」、子どもに還っていく時期
なのだ。
本人よりも関わる我々が当然のこととして理解していな
ければいけない。
「遊行期」、すなわち人生の最期は、子どもに還って
遊び、戯れる時期であるという。
体が不自由になり、人の助けがないと日常生活がおくれ
なくても、まして下の世話をしてもらうことになっても、
それはあたりまえのことなのだ。
幼な子はみんなそうなのだ。
何も恥じることはない。人はみんな人の世話になって
下の世話もしてもらい、育ってきたのだ。
子どもに還るとは、その道を戻っていくことなのである。
本書は、遊行期の話だけではない。格差社会や鬱の話し、
鬱と躁の考え方で時代をみた、著者の独自の視点もたくさん
盛り込まれている。
以下、印象に残った言葉を自分の言葉でまとめておく。
《書きとめておきたい言葉》
○格差社会が最近話題となるが、そもそも人間は産まれた
ときから格差を背負っている。
○人は生きているだけで価値がある。
○ブッダは自分の思想を書物に表していない。
人々に語ったのだが、独白ではないことが重要である。
文章であっても独りで書くものだ。
あくまで対話、質問に対しての答えが重要としている。
○最近の医学は、細分化し、何かと人間生活の乱れに対し
ひとつひとつ病名をつけ、病気のうちに入れてしまう
傾向がある。高血圧しかり、ウツ気分しかり、メタボ
しかり。
○明るさと暗さは人生の両輪。
○生きることは、楽しさだけではなく、鬱という思い荷物
を背負って歩くことと覚悟する。
○常に変化し、老いていく体と心をできる限り安定した
状態に保つための工夫が養生である。
