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カスタマーレビュー
おすすめ度:
←期待値がかなり高かった分、評価は辛くなってます、、、
(2008-12-12)
面白く読み進めながらも、実践応用可能な数学知識が身についていくところがすぐれものの本です!
個人的には、本書で一番勉強になり印象に残ったのはコールド・ヒット調査ですね。
(容疑者(ホット)ではない「コールド」な状態のデータからヒットするものを探すからこう名付けられてる)
例えば、犯行現場から採取したDNA(指紋でも同様でしょう)と一致するものが、データベースを検索して見つかったら、そいつが犯人で決まり!と思っていたのですが、さにあらず。(えっ??)
ところが、すでに容疑者である人物のDNA(指紋でも同様)が、犯行現場のものと一致したならば、これは多くのことを教えてくれるものであり、犯人であることの決定的な証拠になるのだそうです。
数学的センスがないと、チンプンカンプンですね〜
これからの時代、世の中を正しく認識するためのツールとして数学の知識が重要になってきているなーと感じさせられますね。
数学がこの世を支配する
(2008-08-14)
数学技法を使用しながら、犯罪を解決する手助けをするアメリカの人気ドラマ「NUMB3RS」
そのドラマで事件解決に使用される数学を私のような文系人間にもわかりやすく
そして興味深く説明してくれる数学技法の解説本です。
数学を本格的に学んだ方には物足りない内容かもしれませんが、
そうでない人にとっては、真実のみを映し出す数学の世界の虜になる恐れがあるような
魅力的な本です。
データマイニングや囚人のジレンマ、ベイズ理論、暗号化等、概念をここで押さえて、
興味が出た概念に関しては、別の本で更に掘り下げてみる為のきっかけにもなると思います。
また、数学による犯罪解決を通して、目に見えている論理や真理と思われるものが
本当に正しいのか、一度別の方向から見る事も重要なのではと気付かせてくれる本でもあります。
お得な一冊
(2008-05-26)
様々な犯罪に対して、数学的なアプローチで解決の糸口を示す。例えば、連続強盗がある地域で起こっているとき、解決に対して数学者はどのような助けができるか。警察は、次に犯行が起きそうな場所に勘を働かせて張り込みをするかもしれない。数学者は、それとは逆に、過去の犯行場所の地理的分布を数学的に解析して犯人の居住地を推理する。これは地理的プロファイリングといい、実際に操作現場で使用されている手法である。
また、ある看護婦の当直日に心臓疾患が「異常な程度」頻発しているとする。それがどのくらい異常なことか、初歩的な統計の知識を用いれば、検証ができる。数学者が行なったこういった解析が証拠のひとつとして採用されて有罪になった看護婦がいたそうだ。
その他、データマイニング、ニューラルネットワーク、暗号、などなど、ホットな話題でいっぱい。訳者解説によれば、データマイニングとかニューラルネットワークについてはあまりよい概説書がまだないので、この本かなりいけてるらしい。確かにそうかも。お得な一冊です。
ちなみに著者の一人は、数学者がFBI捜査官の兄と難事件を解決していくというアメリカのTVドラマシリーズ「NUMB3RS」の監修者。すごくおもしろそう。まだDVDが出ていないらしいが、見てみたい。
数学を現実世界に応用する際の困難さにも言及している。
(2008-05-15)
読み物として内容は面白い。「その数学が戦略を〜」では、絶対計算者なる人々が既存の専門家達の鼻っ柱を折る痛快モノを装ってはいたが、タネあかしをすれば基本的に重回帰分析だけだったのに対して、本作は多様な手法を紹介しており、またそうした手法を何故その例で用いているのかについてもそれなりに説明していて、なかなかに面白い。共感できたのは、理論を現実に応用する時の困難についても言及している点である。
数学の意外な一面を紹介する良書ではあるが、説明がやや中途半端な印象も
(2008-05-07)
『NUMB3RS』は数学応用して犯罪解決に利用する米国刑事ドラマである。本書は、ドラマでは簡素な説明に留まっている数学的論理について紹介し、実際の犯罪捜査や社会における位置づけを述べている書の邦訳版。DNA鑑定と統計学的な手法で真犯人確率を推定したり、確率的に犯人を絞り込んでいくベイズ推定や、テロリストとの交渉術としての囚人のジレンマなどを紹介している。やや難解な部分は読み飛ばしても論旨は理解でき、数日で読破可能。
現代社会は数学による理論で成り立っていると行っても過言ではない。GPSや信号の制御、携帯電話など全てが数学を元に合理的に構築されているが、一般市民にとってはそれがどのように利用されているかはわかっていても、具体的な理論についてはほとんど知られていない。犯罪捜査においても、実際の証拠から合理的に容疑者を犯人と示すには数学が必要であるが、これも一般市民にはイメージしづらいことと予想される。そう言った意味で、本書はその意外性を紹介する目的を十分に果たしている。とくに、ジョン・ナッシュらによって構築されたゲーム理論などが犯罪捜査に応用できることや、目撃証言の信憑性についての検証を、ベイズ推定を用いると印象とは異なった数値となることなども非常に面白い。
一方、難点として、著者の一名は数学者ではあるが、統計学を専門としているために、ニューラルネットワークなどでは具体性がない説明となっていたり、指紋捜査やDNA鑑定については単純な統計手法を冗長に説明したりと、著者の得手不得手がばれるような、一貫性のない紹介となっていることが挙げられる。同様に訳者も数学の専門家ではないため、説明があやしくなっている部分も見られる。したがって、数学に詳しい者には物足りなく、知らない者にとってはわかりづらい部分ありと、やや中途半端な内容に感じた。
数学の意外性を紹介するだけであれば面白いが、前期問題点から原著を直訳しただけであれば星3つだった可能性もある。しかし、最終章はドラマの各エピソードや訳者が推奨する関連図書について、原著にはない捕捉を独自に行っている。文章は雑ながらも、面白い内容を広い読者に紹介しようとする良心的な努力が表れており、訳者の努力によって総合的に星4つの評価。
おすすめ度:
←期待値がかなり高かった分、評価は辛くなってます、、、
面白く読み進めながらも、実践応用可能な数学知識が身についていくところがすぐれものの本です!
個人的には、本書で一番勉強になり印象に残ったのはコールド・ヒット調査ですね。
(容疑者(ホット)ではない「コールド」な状態のデータからヒットするものを探すからこう名付けられてる)
例えば、犯行現場から採取したDNA(指紋でも同様でしょう)と一致するものが、データベースを検索して見つかったら、そいつが犯人で決まり!と思っていたのですが、さにあらず。(えっ??)
ところが、すでに容疑者である人物のDNA(指紋でも同様)が、犯行現場のものと一致したならば、これは多くのことを教えてくれるものであり、犯人であることの決定的な証拠になるのだそうです。
数学的センスがないと、チンプンカンプンですね〜
これからの時代、世の中を正しく認識するためのツールとして数学の知識が重要になってきているなーと感じさせられますね。
数学がこの世を支配する
数学技法を使用しながら、犯罪を解決する手助けをするアメリカの人気ドラマ「NUMB3RS」
そのドラマで事件解決に使用される数学を私のような文系人間にもわかりやすく
そして興味深く説明してくれる数学技法の解説本です。
数学を本格的に学んだ方には物足りない内容かもしれませんが、
そうでない人にとっては、真実のみを映し出す数学の世界の虜になる恐れがあるような
魅力的な本です。
データマイニングや囚人のジレンマ、ベイズ理論、暗号化等、概念をここで押さえて、
興味が出た概念に関しては、別の本で更に掘り下げてみる為のきっかけにもなると思います。
また、数学による犯罪解決を通して、目に見えている論理や真理と思われるものが
本当に正しいのか、一度別の方向から見る事も重要なのではと気付かせてくれる本でもあります。
お得な一冊
様々な犯罪に対して、数学的なアプローチで解決の糸口を示す。例えば、連続強盗がある地域で起こっているとき、解決に対して数学者はどのような助けができるか。警察は、次に犯行が起きそうな場所に勘を働かせて張り込みをするかもしれない。数学者は、それとは逆に、過去の犯行場所の地理的分布を数学的に解析して犯人の居住地を推理する。これは地理的プロファイリングといい、実際に操作現場で使用されている手法である。
また、ある看護婦の当直日に心臓疾患が「異常な程度」頻発しているとする。それがどのくらい異常なことか、初歩的な統計の知識を用いれば、検証ができる。数学者が行なったこういった解析が証拠のひとつとして採用されて有罪になった看護婦がいたそうだ。
その他、データマイニング、ニューラルネットワーク、暗号、などなど、ホットな話題でいっぱい。訳者解説によれば、データマイニングとかニューラルネットワークについてはあまりよい概説書がまだないので、この本かなりいけてるらしい。確かにそうかも。お得な一冊です。
ちなみに著者の一人は、数学者がFBI捜査官の兄と難事件を解決していくというアメリカのTVドラマシリーズ「NUMB3RS」の監修者。すごくおもしろそう。まだDVDが出ていないらしいが、見てみたい。
数学を現実世界に応用する際の困難さにも言及している。
読み物として内容は面白い。「その数学が戦略を〜」では、絶対計算者なる人々が既存の専門家達の鼻っ柱を折る痛快モノを装ってはいたが、タネあかしをすれば基本的に重回帰分析だけだったのに対して、本作は多様な手法を紹介しており、またそうした手法を何故その例で用いているのかについてもそれなりに説明していて、なかなかに面白い。共感できたのは、理論を現実に応用する時の困難についても言及している点である。
数学の意外な一面を紹介する良書ではあるが、説明がやや中途半端な印象も
『NUMB3RS』は数学応用して犯罪解決に利用する米国刑事ドラマである。本書は、ドラマでは簡素な説明に留まっている数学的論理について紹介し、実際の犯罪捜査や社会における位置づけを述べている書の邦訳版。DNA鑑定と統計学的な手法で真犯人確率を推定したり、確率的に犯人を絞り込んでいくベイズ推定や、テロリストとの交渉術としての囚人のジレンマなどを紹介している。やや難解な部分は読み飛ばしても論旨は理解でき、数日で読破可能。
現代社会は数学による理論で成り立っていると行っても過言ではない。GPSや信号の制御、携帯電話など全てが数学を元に合理的に構築されているが、一般市民にとってはそれがどのように利用されているかはわかっていても、具体的な理論についてはほとんど知られていない。犯罪捜査においても、実際の証拠から合理的に容疑者を犯人と示すには数学が必要であるが、これも一般市民にはイメージしづらいことと予想される。そう言った意味で、本書はその意外性を紹介する目的を十分に果たしている。とくに、ジョン・ナッシュらによって構築されたゲーム理論などが犯罪捜査に応用できることや、目撃証言の信憑性についての検証を、ベイズ推定を用いると印象とは異なった数値となることなども非常に面白い。
一方、難点として、著者の一名は数学者ではあるが、統計学を専門としているために、ニューラルネットワークなどでは具体性がない説明となっていたり、指紋捜査やDNA鑑定については単純な統計手法を冗長に説明したりと、著者の得手不得手がばれるような、一貫性のない紹介となっていることが挙げられる。同様に訳者も数学の専門家ではないため、説明があやしくなっている部分も見られる。したがって、数学に詳しい者には物足りなく、知らない者にとってはわかりづらい部分ありと、やや中途半端な内容に感じた。
数学の意外性を紹介するだけであれば面白いが、前期問題点から原著を直訳しただけであれば星3つだった可能性もある。しかし、最終章はドラマの各エピソードや訳者が推奨する関連図書について、原著にはない捕捉を独自に行っている。文章は雑ながらも、面白い内容を広い読者に紹介しようとする良心的な努力が表れており、訳者の努力によって総合的に星4つの評価。
