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アイテム詳細
スタンダード・タイム Vol.1
ウイントン・マルサリス(演奏)
マーカス・ロバーツ(演奏)
ボブ・ハースト(演奏)
ジェフ・ワッツ(演奏)
ソニーレコード
グループ:Music /ランキング:71665
価格:¥ 1,895
発売日:1999-12-18 /通常24時間以内に発送
ウイントン・マルサリス(演奏)
マーカス・ロバーツ(演奏)
ボブ・ハースト(演奏)
ジェフ・ワッツ(演奏)
ソニーレコード
グループ:Music /ランキング:71665
価格:¥ 1,895
発売日:1999-12-18 /通常24時間以内に発送
曲目リスト
1.キャラバン
2.パリの四月
3.チェロキー
4.グッドバイ
5.ニュー・オリンズ
6.スーン・オール・ウィル・ノウ
7.フォギー・ディ
8.ザ・ソング・イズ・ユー
9.メモリーズ・オブ・ユー
10.イン・ジ・アフターグロウ
11.枯葉
12.チェロキー
1.キャラバン
2.パリの四月
3.チェロキー
4.グッドバイ
5.ニュー・オリンズ
6.スーン・オール・ウィル・ノウ
7.フォギー・ディ
8.ザ・ソング・イズ・ユー
9.メモリーズ・オブ・ユー
10.イン・ジ・アフターグロウ
11.枯葉
12.チェロキー
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
若き天才によるスタンダーズの解釈は如何に?
(2008-05-28)
トランペッターはジャズの華だ。誰でも知ってるサッチモことルイ・アームストロングの人なつっこい笑顔。マイルス・デイビスの人を寄せ付けないような深い孤独を湛えたミュート。夭折した天才クリフォード・ブラウンのダイナミックな演奏や、早熟なリー・モーガンのヤクザなプレーも良い。色とりどりの目映いばかりの個性派が集う激戦区だ。
ジャズ発祥地のニューオーリンズに生まれ、父は地元で有名なジャズ・ピアニスト。兄弟も世界的プロジャズ・プレーヤー。ジャズDNAの濃さでは誰にも引けを取らないトランペッターが、ウィントン・マルサリスだ。ルイ・アームストロングから始まるジャズトランペットの伝統の継承者でありながらも、現代感覚溢れる演奏を聴かせる。類い希なテクニックと歌心を併せ持ち、知性と感性のバランス感覚にも優れる。そんなマルサリスの素晴らしさが遺憾なく発揮されたのが、本アルバムである。
アルバムのはじまりは、エリントン・クラシックの「キャラヴァン」。まだ若いのに、いきなりこんな古い曲からか。だがこの曲、古いどころか全然カッコイイのだ。しなやかで、ファンキーなシャッフル・ビートが快感だ。ドラムスのジェフ・ティン・ワッツを中心としたリズムセクションの斬新なプレイに引き込まれる。そこに絡んでくるマルサリスのトランペットがあのメロディを奏でる。スタンダーズに新たな命が吹き込まれる瞬間だ。
このアルバムはこの一曲で決まり。あとは音に身を任せて、どんどん飛翔していくのみ。この安定感溢れる上昇感覚が堪らなくイイんだ。端正だけどどこか無鉄砲。情熱的だけどどこかクール。ここでのマルサリスは、しなやかな身のこなしが眩しい黒人ダンサーのようだ。
自作のバラードをスタンダーズに交えアルバムは進んでいく。あの「チェロキー」や「枯葉」も取り上げる。前者での疾走感溢れる演奏での巧みなリップコントロールは、クリフォード・ブラウンを越える。マイルスやエヴァンスでも有名な後者では、このバンドでしか出来ないファンキーな味付けがされている。
そうか、これがウィントンの目指したものだったのか。他の誰でもない、彼にしかできない味わいでスタンダーズを再構築するすることが。まだ若造のくせに憎らしいほどの自信に満ちた男だ。
ある意味でお勧め
(2006-07-10)
TPは、サックスやクラリネットと比べて、その楽器の構造からくる演奏性の制約から、カルテット作品の完成度を充実させることが非常に難しい。それぞれの時代の名手がそれぞれに挑んで作品を残しているが、残念ながらその完成度のどこかにある種の「すきま」を感じてしまう。ところが、本作品は同楽器によるワンホーンカルテットでの史上唯一の成功作品と言っても過言ではない。それは演奏者の類まれな技量に基づくのは言うまでもなく、それをスポーツでたとえるならば、オリンピックの十種競技をそれぞれの競技の専門家以上の記録でこなすプレイヤーとでも言えば足りるであろうか。それは、すべての競技をこなしてさらに余裕のある能力を備えていると言うことであるが、しかし、類まれな技量をもっていることが逆にあだになることもある。その良い例が本作品であるというのは不遜であろうか?どの演奏を聴いても、そこには余裕を見て取れる。発音、フレージング、音程、演奏効果の調整・・・すべてが完璧に制御され、素晴らしい。しかし、なにかが足りない。たとえば、「Brown〜Roach Quntete at BASIN STREET」では、マックスローチが興奮のあまり、テンポを忘れて走り出すなどという失態を繰り広げているが、聞き手は思わずうなずいてしまう。感情さえもが非常に計算されて制御されている本作品には、そのような人間臭さがない。伝わってくる熱気もいわば「計算された」熱気であるように聴こえてくる。「洗練されている」で片づけるのも一つではあるが、非の打ち所が無い完璧さの持つ悲しさのようなものを感じてしまう。非常に模範となる演奏と言う点でお勧めです。
マルサリスのベストアルバム
(2005-04-01)
一瞬聴くと印象が薄い。それはマルサリスが吹きまくらないで、抑制的だからだ。しかしトランペットに注意して何度も聴くとマルサリスの凄さに気が付く。音域、音の出し方、メロディーの吹き方、巨人マイルスを超えているのではないか。以前のマルサリスのアルバムは優等生的、教科書的だったが、「歌心」がこのアルバムにはある。キース・ジャレットのスタンダード・シリーズがピアノによるスタンダードの新しい解釈だとすると、このマルサリスのスタンダード・タイムは管楽器による新しいスタンダードの解釈。現代の名盤にして新しい「スタンダード」である。(松本敏之)
スタンダード?
(2004-05-24)
私がJAZZを好きになるきっかけになった作品です。
とにかく演奏がかっこいい!!
ウィントンだけじゃなくピアノのマーカスもドラムのジェフもベースのロバートも全員が凄まじいテンションとフレーズの展開。
あまりの斬新さに「ホントにこれスタンダード?」と思ってしまいました。
生きたソウルがてんこ盛り
(2003-11-30)
ジャズ界に80年代にデビューした若手の作品には、演奏に「意味がない」ものが非常に多かった。指だの手足だのはよく動くし、先人の遺産とやらをよく勉強してるから褒めてあげてもいいのだが、聴く側にしてみたら、そんなこたぁどうでもいいんである。それより、演奏がつるつる滑って聴くに堪えないというか、何も残らないのをどうにかしてほしかった。なんでこの人はここでこんな演奏をしているのか、説得力がないのである。意味がないとはそういうことだ。
おすすめ度:
若き天才によるスタンダーズの解釈は如何に?
トランペッターはジャズの華だ。誰でも知ってるサッチモことルイ・アームストロングの人なつっこい笑顔。マイルス・デイビスの人を寄せ付けないような深い孤独を湛えたミュート。夭折した天才クリフォード・ブラウンのダイナミックな演奏や、早熟なリー・モーガンのヤクザなプレーも良い。色とりどりの目映いばかりの個性派が集う激戦区だ。
ジャズ発祥地のニューオーリンズに生まれ、父は地元で有名なジャズ・ピアニスト。兄弟も世界的プロジャズ・プレーヤー。ジャズDNAの濃さでは誰にも引けを取らないトランペッターが、ウィントン・マルサリスだ。ルイ・アームストロングから始まるジャズトランペットの伝統の継承者でありながらも、現代感覚溢れる演奏を聴かせる。類い希なテクニックと歌心を併せ持ち、知性と感性のバランス感覚にも優れる。そんなマルサリスの素晴らしさが遺憾なく発揮されたのが、本アルバムである。
アルバムのはじまりは、エリントン・クラシックの「キャラヴァン」。まだ若いのに、いきなりこんな古い曲からか。だがこの曲、古いどころか全然カッコイイのだ。しなやかで、ファンキーなシャッフル・ビートが快感だ。ドラムスのジェフ・ティン・ワッツを中心としたリズムセクションの斬新なプレイに引き込まれる。そこに絡んでくるマルサリスのトランペットがあのメロディを奏でる。スタンダーズに新たな命が吹き込まれる瞬間だ。
このアルバムはこの一曲で決まり。あとは音に身を任せて、どんどん飛翔していくのみ。この安定感溢れる上昇感覚が堪らなくイイんだ。端正だけどどこか無鉄砲。情熱的だけどどこかクール。ここでのマルサリスは、しなやかな身のこなしが眩しい黒人ダンサーのようだ。
自作のバラードをスタンダーズに交えアルバムは進んでいく。あの「チェロキー」や「枯葉」も取り上げる。前者での疾走感溢れる演奏での巧みなリップコントロールは、クリフォード・ブラウンを越える。マイルスやエヴァンスでも有名な後者では、このバンドでしか出来ないファンキーな味付けがされている。
そうか、これがウィントンの目指したものだったのか。他の誰でもない、彼にしかできない味わいでスタンダーズを再構築するすることが。まだ若造のくせに憎らしいほどの自信に満ちた男だ。
ある意味でお勧め
TPは、サックスやクラリネットと比べて、その楽器の構造からくる演奏性の制約から、カルテット作品の完成度を充実させることが非常に難しい。それぞれの時代の名手がそれぞれに挑んで作品を残しているが、残念ながらその完成度のどこかにある種の「すきま」を感じてしまう。ところが、本作品は同楽器によるワンホーンカルテットでの史上唯一の成功作品と言っても過言ではない。それは演奏者の類まれな技量に基づくのは言うまでもなく、それをスポーツでたとえるならば、オリンピックの十種競技をそれぞれの競技の専門家以上の記録でこなすプレイヤーとでも言えば足りるであろうか。それは、すべての競技をこなしてさらに余裕のある能力を備えていると言うことであるが、しかし、類まれな技量をもっていることが逆にあだになることもある。その良い例が本作品であるというのは不遜であろうか?どの演奏を聴いても、そこには余裕を見て取れる。発音、フレージング、音程、演奏効果の調整・・・すべてが完璧に制御され、素晴らしい。しかし、なにかが足りない。たとえば、「Brown〜Roach Quntete at BASIN STREET」では、マックスローチが興奮のあまり、テンポを忘れて走り出すなどという失態を繰り広げているが、聞き手は思わずうなずいてしまう。感情さえもが非常に計算されて制御されている本作品には、そのような人間臭さがない。伝わってくる熱気もいわば「計算された」熱気であるように聴こえてくる。「洗練されている」で片づけるのも一つではあるが、非の打ち所が無い完璧さの持つ悲しさのようなものを感じてしまう。非常に模範となる演奏と言う点でお勧めです。
マルサリスのベストアルバム
一瞬聴くと印象が薄い。それはマルサリスが吹きまくらないで、抑制的だからだ。しかしトランペットに注意して何度も聴くとマルサリスの凄さに気が付く。音域、音の出し方、メロディーの吹き方、巨人マイルスを超えているのではないか。以前のマルサリスのアルバムは優等生的、教科書的だったが、「歌心」がこのアルバムにはある。キース・ジャレットのスタンダード・シリーズがピアノによるスタンダードの新しい解釈だとすると、このマルサリスのスタンダード・タイムは管楽器による新しいスタンダードの解釈。現代の名盤にして新しい「スタンダード」である。(松本敏之)
スタンダード?
私がJAZZを好きになるきっかけになった作品です。
とにかく演奏がかっこいい!!
ウィントンだけじゃなくピアノのマーカスもドラムのジェフもベースのロバートも全員が凄まじいテンションとフレーズの展開。
あまりの斬新さに「ホントにこれスタンダード?」と思ってしまいました。
それなのに個々のプレイヤーの技量の高さのおかげでとってもバランスがいいんです。
今ではクリフォード・ブラウン、リー・モーガン、フレディー・ハバード、ウッディ・ショウと聴くようになったけど
このアルバムは飽きずに長く聴けます。
とにかく、JAZZ好きには絶対おすすめです。
生きたソウルがてんこ盛り
ジャズ界に80年代にデビューした若手の作品には、演奏に「意味がない」ものが非常に多かった。指だの手足だのはよく動くし、先人の遺産とやらをよく勉強してるから褒めてあげてもいいのだが、聴く側にしてみたら、そんなこたぁどうでもいいんである。それより、演奏がつるつる滑って聴くに堪えないというか、何も残らないのをどうにかしてほしかった。なんでこの人はここでこんな演奏をしているのか、説得力がないのである。意味がないとはそういうことだ。
そういうつまらないジャズの親玉だとして、一部で目のかたきにされていたのがウィントン・マルサリスである。やれ頭でっかちだの、口は閉じて演奏に専念しろだの、いろいろ言われたものだ。たしかにウィントンは一言多い人だった。よせばいいのに遺産だの伝統だのと講釈をたれるもんだから、「理屈抜きで楽しめる」ことを至上の価値とする人たちからは総スカンを食った。しかし、そんなウィントンの言動に惑わされて、逆にこの「スタンダード・タイム」を理屈抜きに聴けなくなったのはマヌケとしか言いようがない。
「スタンダード・タイム」は傑作である。ウィントンは、テクニックを何のために使うのかをよく自覚している。一音一音に対する集中力がすさまじい。フレーズの一つ一つに意思を感じる。徹底して抑制された音、サックスに劣らない表現力を持たせる驚異のリップコントロール、それらが何度聴いても飽きないアドリブ・ラインとなって、全曲にわたって展開する。なぜ飽きないのかよく聴き直してみると、とにかくフレーズの引き出しがケタ違いなのだ。節回しがいちいちツボにはまる。ソウルの効いたくすぐりが途切れることがない。おいしすぎる。またピアノのマーカス・ロバーツがすばらしい。おとなしそうに見えて、熾火のようにじわじわと熱くなってくる切迫感がたまらない。
メンバー全員の気合と懐の深さに、おなかも心も満足の一品だ。
